科学

「ブルーシーフード」? 大丈夫かそれ?

msn産経ニュース 2013.11.7 「魚介類消費を柱に ロックフェラーJr.の団体が食育プログラム発表」 海洋保全を目的に米ロックフェラー財団のデイビッド・ロックフェラーJr.会長が平成16年に設立した米の団体「セイラーズフォーザシー」の日本支局(横…

「獲り方」より「護り方」が先では?

八重山毎日新聞 2013年10月13日 「インドネシアから実習生 八重山漁協が初めて」 「実習生と称する事実上の奴隷労働」でなければよいが、という危惧とは別にマグロ漁そのものに未来があるのかどうかも考える必要がありそうです。そしてマグロ資源の「護り方…

『目撃証言の心理学』

厳島行雄・仲真紀子・原聰、『目撃証言の心理学』、2003年、北大路書房 本書で紹介されているアメリカの誤判研究によれば、調査対象とした205件のうち実に100件が目撃者の誤った識別(犯人でないひとを犯人であると識別してしまうこと)によるものだという。…

右翼は心が寛い

郵便受けに『ザ・リバティ』の号外なるものがポスティングされていて、表面は例によって河野談話、村山談話 Dis。裏面が天照大神の霊言。すでにネットでは指摘されていることだけど、右翼はよくこんなの見過ごしてる―だけでなく手を組んだりしてるよなぁ。と…

太平洋クロマグロ親魚の資源量は過去最低レベルに?

東京新聞 2013年8月7日 「太平洋クロマグロ規制へ 漁獲量削減を勧告 国際機関」 「北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)」によれば、2010年のデータでクロマグロ親魚の資源量は過去最低レベルになったおそれがあり、漁獲量削減等が必要だとの勧告を出し…

土用の丑の日シンポ、「ウナギの持続的利用は可能か ーうな丼の未来」

東アジア鰻資源協議会 公開シンポジウム 「ウナギの持続的利用は可能か ―うな丼の未来」 基調講演での塚本勝巳・日本大学教授の提言は次の通りでした(スライドの忠実な引用ではなく要約です)。 1.天然ウナギ 「獲らない、売らない、食べない」 2.異種ウナ…

“期待”を裏切らなかったハフィントンポスト日本版

日本版ができた時に発表された編集長の名前を見て「Blogos みたいなのがまた一つできるの?」と思ってたんですが、案の定 Blogos クオリティですね。 ニホンウナギ 絶滅危惧種指定の危機 IUCNが本格的検討へ これなんかもスゴいです。「絶滅の危機」じゃなく…

集中連載「ウナギが食べられなくなる日」

共同通信の編集委員で、岩波新書『ウナギ 地球環境を語る魚』の著者、井田徹治さんが『NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版」のウェブマガジン、『Webナショジオ』で「ウナギが食べられなくなる日」を連載されています。 第1回 乱獲で資源は危機的に、生息地破壊も一…

ネトウヨが21世紀に伝承する七平メソッド

http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51899645.html さる5月26日の新宿デモ(わが外撲協による「外国人犯罪撲滅国民大行進」)において沿道からしかめっ面で我々の行進に見入る朝鮮人か中国人と思しき者らが何名かいた。他のデモ参加者も同様に…

じゃあ食わなきゃいいじゃない

Gendai.Net(日刊ゲンダイ)2013年6月17日 「中国人はなぜウナギに毒を入れるのか」 いちおう、今年の2月にうなぎ蒲焼きからマラカイトグリーン(抗菌剤)が検出されていた、ということ自体は事実です。ところで、昨年7月22日放送の「報道ステーション SUNDA…

今年のウナギ事情、途中経過

ローソンはすでに「ご予約承り中」だそうです。 http://www.lawson.co.jp/recommend/static/unagi/?ca=top_rec_002 吉野屋、すき屋はトップページで堂々と鰻丼をアピール。 http://www.yoshinoya.com http://www.sukiya.jp これまでのところ、上記三社はウナ…

アメリカの「ウナギ長者」事情

3月21日づけエントリのコメント欄にて、とらこぞうさんからご教示いただいた件です。5月11日読売新聞朝刊に「米漁師「ウナギ長者」 日本不漁で稚魚が高騰」という記事が掲載されています。とらこぞうさんに記事の存在を教えていただいた時には「アメリカウナ…

ビカーラもマルボラータもかけがえのない、固有性をもった種です

「次世代ウナギ」なるフレーズがウナギ業界で用いられているようです。 http://www.suisantimes.co.jp/cgi-bin/column.cgi?d=130218 http://www.news-postseven.com/archives/20130321_177510.html “旧世代”ウナギたるジャポニカ種はただ消えゆくのみ、とい…

今春のイカナゴ状況

今年の2月に兵庫県がイカナゴ(シンコ)の漁況予報を出していたのですが、それによれば播磨灘、大阪湾、紀伊水道のいずれでも、平年を下回っていた昨年をさらに下回る見込み、とのことでした。私が住んでいる界隈でも、「過去最高値」という水準ではありませ…

新聞記者って、生物多様性のことをまじめに考えると死ぬ宿命でも背負っているの?

目を疑うような記事。 徳島新聞Web 2013/2/14 「川面彩る淡い光 吉野川河口でシラスウナギ漁」 徳島県内の河川で、冬の風物詩であるシラスウナギ漁が最盛期を迎えている。集魚灯の光に照らされた川面が緑や黄色に揺れ、幻想的な光景をつくり出している。 な…

青森でイカナゴ禁漁

上記のエントリを書いた後になって、このニュースを知る。 毎日jp 2013年02月14日 「イカナゴ:全面禁漁へ 春の味覚、乱獲で激減 陸奥湾6漁協、特定魚では初 /青森」 ピーク時の11,745トンからなんと1トンに漁獲量が減っている、という衝撃のニュースです。…

「ニッポンの食卓から魚が消える!?」

1月25日(木)の午後10時から放送されていた「たけしのニッポンのミカタ!〜ニッポンの食卓から魚が消える!?」を録画しておいたのだが、昨日ようやく見た。 のっけから銀座の有名寿司店「久兵衛」の主人がスタジオでマグロを捌いている絵で、嫌な感じ。 三…

「あまりの反響で詳細続報」だそうですよ!

昨年末のエントリで『週刊ポスト』が血液型診断ヨイショ記事を掲載した件をとりあげましたが、現在発売中の2/1号でもやってくれております。「あまりの反響で詳細続報 人生の9割は血液型でやっぱり決まる」だそうで。表紙をみると「ネットも新聞も雑誌も、…

「メディア・リテラシー」の教材

太平洋のクロマグロが過去最低の水準まで減少 太平洋のクロマグロが、過去最低の水準まで減少していることがわかった。 WCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)の科学委員会の最新の報告によると、太平洋における親のクロマグロの資源量は、2010年時点でおよそ2…

関東大震災についての録音証言

元旦に報じられたニュースですが。 NHK NEWSWEB 1月1日 「関東大震災 200人超の証言テープ分析へ」 どのような証言が記録されているのか、またそれらがどう分析されるのかについては、今の段階ではよくわからないわけですが、やたらと「防災対策」が強調…

『週刊ポスト』が“血液型”ヨイショ記事掲載

現在発売中の『週刊ポスト』2013年1月1/11日号の表紙に「人生の9割は血液型で決まる 衝撃の緊急報告書」なる見出しを発見したので立ち読みしたのだが、まるまるこの本のヨイショ記事でした。 【担当編集者からオススメの一言】 血液型とは、心の奥底に覆い…

(放送予定)「ウナギ大調査!産卵の謎を追え」

NHK総合 2012年11月11日(日) 午後7:30〜午後8:00 「ダーウィンが来た! ウナギ大調査!産卵の謎を追え」

2年前から変わってないマグロ報道

河北新報社が「水産復興の視点 先進地ノルウェーに学ぶ」と題する特集を連載しています。 (1)安定収入/資源管理、再生導く/漁獲量、漁船ごとに設定 (2012/10/23) (2)洋上取引/市場を介さず競り/漁期前に最低価格設定 (2012/10/24) (3)一元管理…

胸をなで下ろしてる場合じゃない!

日本経済新聞(Web版) 2012/10/5 「ウナギ・マグロの取引規制、米が提案見送りへ 」 来年3月にタイで開くワシントン条約締約国会議の議題提案が4日、締め切られた。ウナギを絶滅の恐れがある野生動植物に指定し、国際取引の規制対象にすることを検討して…

「獲り尽くし、食い尽くす」思想

msn産経ニュース 2012.9.11 「ウナギ高騰 県内にも影 稚魚不漁、消費低迷… 今年2業者倒産」 何とも恐ろしいことが書いてあります。 県内大手スーパーでは、「かば焼きの1匹ごとの販売を諦め、半分の切り身にして値段を上げないなどする工夫を凝らしている…

そりゃ削れば平らになるよね、というはなし

TOKYO Web 2012年9月3日 「魚種の30%は過剰漁獲 日本で多い消費、削減課題に」 マグロやタラ、イワシなど世界の主要な漁業資源のうち、適切なレベルを超えて過剰に漁獲されている種が約30%、漁獲量をこれ以上増やすことができない種が約57%との調査…

「ウナギを我々日本人が守るのは義務」

コメント欄にてすでに Teru さんが感想を書いておられる、8月19日放送の「サイエンスZERO」(NHK Eテレ)。サブタイは「ウナギはどこへ行った?」 冒頭、ノリがかなり軽いのでビクビクしながら見たのだが、結果的にはさすがに科学番組、真っ当な内容でした。…

「ファスト」ではなく「サステイナブル」な魚を!

asahi.com 2012年8月5日 手軽に食べられる魚にロゴ 「ファストフィッシュ」募る 水産庁のプレスリリース、「「魚の国のしあわせ」プロジェクト実証事業の募集の開始について」によれば、「周囲を海に囲まれ、多様な水産物に恵まれた日本に生活する幸せを、5…

「うなぎ月間」を終えるにあたって

コンビニ前に並ぶうなぎセールスのための幟を見たときの怒りを原動力に約1ヶ月、マスコミのうなぎ報道をフォローしてきたわけですが、一部を除いて視聴者や読者をミスリードするものばかりであったことには改めて驚きました。うなぎ資源の現状が危機的である…

「高いから食べない」から「持続可能でないから食べない」へ

今日は帰宅途中で通った梅田のデパ地下街も、地元の鮮魚売り場もうなぎの在庫を売りつくそうとする呼び声がまあすごかったですね。阿鼻叫喚の域。絶滅が危惧される魚をそうまでして売ろうとするこの社会のあり方は、やはり深刻な反省に値するんではないでし…